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お手入れのあれ?続き

  • 2010/05/09(日) 12:28:17

絹はいいですよね?
見た目の光沢、肌触り、保温性に、質感。
どれをとっても高級素材の条件を満点で満たしてくれます。

ただし、お手入れとなると別物!
絹は扱いにくい繊維なんです。
まず、弱い!絹の特徴である繊維の細さは
肌触り、光沢を考えると非常に優れていますが
一方、強い繊維ではありません。
なんてったって虫の吐く糸な訳ですから当然たんぱく質。
水に濡れたりするとさらに弱くなっちゃいます。
よく「キモノを濡れたタオルで擦ってはいけない」
というのはこの為です。
弱った繊維を擦ると細い繊維の表面が切れて毛羽立ってしまうんです。

さらに、絹は染料の定着しにくい繊維です。
つまり染色された生地であっても色落ちしやすいんです。
シミが憑いたからといって強い洗剤や薬品を使うと
シミだけでなくもともとの染料が落ちてしまったり
生地そのものを痛めてしまったり
・・・
とりあえず扱いにくいんです。
で、その扱いの難しさは加工賃に反映されちゃいます。

一昔前までは、京、加賀、江戸などの友禅で使う染料も限られていたのですが
科学技術の発達で色んな科学染料が出てきています。
最近ではインクジェットプリンターなんかも活躍していますので
数多い染料の特製を知らずに染み抜きをしちゃうと変色や色落ちの原因に!
さらに、中国や他の国で染めた生地は一体何の染料を使っているのか?
プロでさえわからないことも多いんです。

もう一つおまけに、キモノは生地によっては糸にヨリを掛けて織っています
この糸のヨリが、濡れたらギュッと戻って、縮んだりしたらもう大変!
生地巾を元に戻せなくなることすらあるんです。

その為、絹のキモノの扱いはその道のプロに任せるのが安心なんです。
僕のようにキモノ業界に居る者でも洗いは悉皆屋さんに一任しています。
・・・たとえ少々高くついても、いいキモノをダメにしたくないので

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