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この間の続き・・・

  • 2010/05/14(金) 12:44:26

さて、この間は時間切れで途中で終わってましたが
落款の話から・・・
落款付いているキモノは通常「作家物」なんて呼ばれていて
有名な日本画家さんや、キモノ作家の名前が入っています。
その中でも本加賀の落款は非常に意味のあるものです。
なぜなら、京都の作家さんの多くが工房を構えて
多くの職人の手を通してキモノを仕上げるのに対し
加賀では一人で下絵から染までこなすことが多いのです。
ですから、登録友禅職人一人ひとりに落款があって
「この落款のキモノは私が責任持ちますよ」
という姿勢の現われなんですよ?

ところで、加賀友禅のおキモノお持ちの方いらっしゃいますか?
特徴は
京友禅よりもやさしい色使い。
金箔、刺繍を使用しない。
外側からのぼかし染め
幾何学模様や、雲取りが無く、写実的な花鳥草木が多い
葉っぱに時折見られる虫食い・・・

あれ?もしかしてと思われた方
落款を見ながらここのサイトをチェックしてください
加賀友禅
こちらのサイトでは現役作家さんの落款集があります。
ここに同じ落款があれば本物です^^
それとは別にこのサイトでは
落款の字から作者を検索できます。
なれないとちょっと使いにくいですが・・・
http://tabikaratabi.pro.tok2.com/cgi-bin/c-board.cgi?cmd=srn;id=kagarakkan1
(直リンクできないのでコピペで御使用ください。)
皆さんも気になる落款のキモノ確認してみてください

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落款のあれ?

  • 2010/05/11(火) 18:03:41

最近、続けて留袖の洗い物が舞い込んできました
いずれもいい着物だなーと思いながらよく見ると
下前に作者の落款(ラッカン)が入っています。
一つ目はいわずと知れた「青々」の文字。
これは初代の松井青々(マツイセイセイ)の作品
きれいなぼかし染めと箔使いで有名な大作家様(故人)
うちもよく扱っていた商品なので一目で判ります。
で、次に来たのが四角に市の字・・・これが問題。
絶対見たこと在るぞー!と思って取り出したのがコレ。
名簿1
加賀友禅の「手描技術者登録名簿」なるもので
加賀友禅の作家さんはすべて掲載されています。
(現役作家だけですけど^^)
中身はこんな感じmeibo2
で、調べてみるとやっぱりありました^^柿本市郎とあります。
見覚えがあると思ったらウチでも取り扱いのある作家さんでした。
あー続けたいのに時間が?
続きはまた後日!
加賀友禅について語ります。

お手入れのあれ?続き

  • 2010/05/09(日) 12:28:17

絹はいいですよね?
見た目の光沢、肌触り、保温性に、質感。
どれをとっても高級素材の条件を満点で満たしてくれます。

ただし、お手入れとなると別物!
絹は扱いにくい繊維なんです。
まず、弱い!絹の特徴である繊維の細さは
肌触り、光沢を考えると非常に優れていますが
一方、強い繊維ではありません。
なんてったって虫の吐く糸な訳ですから当然たんぱく質。
水に濡れたりするとさらに弱くなっちゃいます。
よく「キモノを濡れたタオルで擦ってはいけない」
というのはこの為です。
弱った繊維を擦ると細い繊維の表面が切れて毛羽立ってしまうんです。

さらに、絹は染料の定着しにくい繊維です。
つまり染色された生地であっても色落ちしやすいんです。
シミが憑いたからといって強い洗剤や薬品を使うと
シミだけでなくもともとの染料が落ちてしまったり
生地そのものを痛めてしまったり
・・・
とりあえず扱いにくいんです。
で、その扱いの難しさは加工賃に反映されちゃいます。

一昔前までは、京、加賀、江戸などの友禅で使う染料も限られていたのですが
科学技術の発達で色んな科学染料が出てきています。
最近ではインクジェットプリンターなんかも活躍していますので
数多い染料の特製を知らずに染み抜きをしちゃうと変色や色落ちの原因に!
さらに、中国や他の国で染めた生地は一体何の染料を使っているのか?
プロでさえわからないことも多いんです。

もう一つおまけに、キモノは生地によっては糸にヨリを掛けて織っています
この糸のヨリが、濡れたらギュッと戻って、縮んだりしたらもう大変!
生地巾を元に戻せなくなることすらあるんです。

その為、絹のキモノの扱いはその道のプロに任せるのが安心なんです。
僕のようにキモノ業界に居る者でも洗いは悉皆屋さんに一任しています。
・・・たとえ少々高くついても、いいキモノをダメにしたくないので

お手入れのあれ?

  • 2010/05/08(土) 12:28:10

昨日お客様との会話からなんですが
「何故キモノのお手入れ代は高いんですか?」
と、聞かれました

高いですよね確かに
丸洗いで7?8000円前後。シミ落としも2000円位から・・・
で、お客様がおっしゃるんです
「こんなにお手入れ代にお金が掛かるからキモノが着にくい!」
「昔はどうしてたんですか?皆さん毎日着ていたのに・・・」

そうですよね?昔は皆さん毎日着てらっしゃいましたよねェ
でも、考えてみてください。
今も昔も同じキモノだったのでしょうか?
答えは「No!」です

今主流のキモノは殆んどが絹織物です。
昔は庶民のキモノといえば、と木綿
明治以降にウールの着物が流行しました。
毎日のように絹のキモノを着ていたのは
大店や、名家のお嬢さん、公家や上級武士だけでしたから。
つまり普段着では絹なんて使ってなかったんですよ?。
木綿と、麻は当然簡単に水洗いできますよね^^
だから皆さんお手入れは自宅で行ってました。
ウールもそうです。ドライクリーニングで綺麗になりますし
自宅でのお手入れも難しいものではありません。

お手入れが難しいのは絹製品なんです。
チョット長くなりますので以下次号に続く・・・・


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