おもしろい塩瀬帯

  • 2008/11/10(月) 16:36:45

画像 006
先日もチョコットご紹介した、塩瀬の名古屋帯です。
今回のご紹介は「サーカス」
ピエロと動物の可愛い柄なので惚れ込んだ帯。

見ているだけで楽しくなる柄なので、店先に飾っていると
小さい子供たちが「ママ、あれ見て〜!」と、
評判も上々なんですが・・・売れないですねェ(^^)
もう暫く置いておくつもりなんですがもし売れなければ
嫁さん用に仕立てるつもりです
ウチの子供が気に入ってしまっているので・・・

他にも、僕の好みで入れた「クラッシックカー」「サンタさん」等数点が
お蔵入り候補に挙がっています(x x)
塩瀬の帯は僕が仕入れない方が良いのかもしれません(^^)

皆様お久しぶりです

  • 2008/11/07(金) 15:20:05

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中々楽しい柄でしょ?
今、ウチの店でセール中なんですが、その用意が忙しく
中々更新できない日々が続いていました。
上の帯は、ごらんのとうり「クリスマス用」「新年用」の季節限定の
染めの名古屋帯です(九寸塩瀬)。

遊び感覚が強すぎると思われるかもしれませんが
御召や、大島などカチッとした紬のおキモノには
少し遊び感覚の強い物の方が似合う!・・・と思う!
「堅さを崩す」コーディネートですね

この帯もセール品で、すぐ売れちゃうといけないので
商品の展示作業中にピロリン♪と携帯で撮影しました。

本来、九寸の染め帯は関西方面ではあまり使われていなかったようで、
最近になって便利だと気付いた方々に重宝がられています。
(関西では名古屋帯=織物という考えが主流でした)

処で、九寸だとか八寸ってよく言うんですが、
これは帯地の生地幅の事ですよねェ
それでは、問題です。
織の名古屋帯は八寸が多く、染めのものは九寸が多いんですが何故か!?

答えは結構単純で、
八寸帯はお太鼓部分をそのままかがって仕立てるのですが
九寸帯は内側に織り込んでかがるので、縫い目が見えず綺麗に仕上がります。
つまり、ざっくりした織物は風合いの見える外かがり、
上品さが売りの染め帯は綺麗に巻き込んで内かがりって訳です。

ところで、皆さん。
名古屋帯はどのくらいの寸法に仕立てます?
ウチでは殆んど八寸二分上がりで仕立てていて
特に、「狭く!」とか「広く!」とか注文がない限りこの寸法なんです。
コレって何でだろう?先代に聞いとけばよかった〜(x x)

ちょっとビックリ!

  • 2008/10/18(土) 11:51:12

先日お越しになったお客様なんですが
中々上品な小紋を御召でした。で、フト気付いたのが
白い八掛! (関東で言う裾回し)
裾と袖から僅かに見える八掛が真っ白でした。

通常八掛は供色や共濃い等のきもの地と同系色で
まとめることが多く、違う色を入れるにしても見本を見ながら
違和感のない色を選ぶのです・・・が白

ホントの事を言えばかなりお洒落でよく似合っていました。
しかし、本来擦れやすい場所につく布なので完全な白は
初めて見ました!かなり思い切ったお洒落ですよ
汚れやすいですしねェ
偶然居合わせた問屋さんも「あんなん初めて見たな〜」って位ですから
皆さんもどうですか?白い八掛!根性要りますよ〜!

背守りでした!

  • 2008/10/12(日) 17:09:06

昨日の変な飾り縫いの事なんですが
とんぼ様のご助言どうり 「背守り(せまもり)」
である事が判明いたしましたのでご報告します。

(下の記事の写真参照)
色々と調べてみたんですが、本来、着物の背縫いには
魔よけの意味があるそうです(初めて知りました!)
で、お宮参りに使う初着は一ツ身なので背縫い替わりの
魔除けとして、背守りを縫い付けるそうです。

今日出勤していた和裁の先生に聞くと
「そうそう、そんな名前やったわ〜」
と確認も取れましたので間違いないようです。

本職ながら無知な若輩振りを露呈する記事となりました事を
お詫び申し上げると供に、訂正させていただきます。

この背守り、結構色んな地方で行われているようで
刺繍を入れたり、画像のように二本縫い付けたりするようです。
詳しくは、KIMONO真楽さん
      こみんかギャラリー こころ庵さん
等に詳しい記述がありますのでご参照下さい。

こういったところにも、子供に対する思いや願いが込められているんですねェ
やっぱり、きもの文化って奥が深いです!

お宮参りのあれ?

  • 2008/10/11(土) 16:41:14

七五三シーズンが近づくにつれ、ウチのお店にも
多くのキモノがお直しや、身揚げのためにやってまいります。
今回のキモノもこの中の一つなんですが・・・
画像 001
ちょっと見えにくいですが、背中の所にこのようなカラフルな糸が縫い付けてあります
糸の本数は5本。厄除けの七色ではないようです

以前もお客様持込の初着で見た事があったんですが、
これっていったい何!?
ネットや本ででお宮参り厄除けについて調べてみたんですが
該当する記述はなく、困っていました所
当店の大御所、頼りになる和裁の先生が登場しました。
「センセ、(先生の意、関西弁。)コレなんです?」
「ああコレ!懐かしいね〜」 さすがにご存知の様子です。

先生によると、この飾り縫いは「小紋を晴れ着に格上げする為に附けるんよ」との事。
現在のお宮参り用の初着(うぶぎ)は絵羽模様になっていて
総柄の小紋だと格が落ちるので『コレは晴れ着ですよ』と目立たせる為に
つける飾り縫いだそうです。そういえばこのキモノは小紋柄でした

さすがは、先生!助かりました。
しかし、いろんな事があるな〜
もう十年キモノ屋をやっていますが日々勉強!
教えられる事が多いですねェ〜♪
・・・だから飽きないんですが(^^)

ところで、この話本当なんでしょうか?
確かめる術もないので信じているんですが、
もし、違うよ!という情報がありましたら教えてください。
もし間違って覚えると後が大変なので・・・
宜しくお願いいたしますm(ーー)m

紋のお話し(続きです)

  • 2008/09/26(金) 13:07:02

先日の話の続きなんですが・・・忙しさで更新が遅れました(x x)
実は、判っちゃいました!紋の名前
紋の名前は「祇園守」 (ギオンノマモリ)というものだそうで
ちゃんと平安紋鑑にも掲載されている由緒正しき紋でした。
平安紋鑑一番右上の紋がそうです↓
D1020041_20080926133413.jpg
朝イチで、京都の紋屋さんからお電話があったのです。

では、何故判らなかったのか?ッてことになるんですが
実はこの紋、結構変形しているんです。
下の銀杏はかろうじて原型に近いのですが
真ん中の守(まもり)はもはや何がナンダカ・・・
右側の雪輪(ゆきわ)と思っていた所も違う形でした
上の一引き(いちびき)と思ってた所もヘビのような感じですね

このお宅に紋についてお電話で伺ったとき
「お墓についているのは・・・」とお返事があったのですが
実は、この「お墓」が曲者でして
墓石に紋を入れるのは一般的によくあるんですが、
墓石に細かい紋を彫り込む事は技術的に不可能なので
省略する事が多いらしいのです。

で、この紋はかなり複雑な紋なのでかなり省略されて
前回記事のようにかなり変形しています。
それを見本に作られた袱紗(ふくさ)もこんな形の変形紋となったわけです。
紋屋曰く、「墓や袱紗の紋は写したらあきまヘン!」って事らしいですが
実際に写しちゃうとこうなるわけです。

今回、このようにオリジナルの紋が判明したわけですが、
家紋として依頼主の皆さんが認識しているのはこの変形紋ですので
紋屋さんに新たに型紙を作って紋を入れていただく事となりました
少し高くつきますが・・・

そういえば、ウチの先代もお墓の紋、間違ってるんですよね〜
コッチは単純に入れ間違いなんですが、何代か後の世代は
「お墓に入ってるこの紋が・・・・」なんて事になるんでしょうかネ?

皆さんも「なんじゃ?コリャ〜!?」(松田勇作風に)
って感じの紋があったら教えてくださいね〜
調べてみるのも結構楽しいかも♪

「紋」のあれ?

  • 2008/09/19(金) 13:27:35


出来れば拡大してご覧下さい
画像したの「紋」見た事ありますか??
この紋、実はお客様から「このように入れてくださいって」
預かった袱紗(ふくさ)のコピーなんですが・・・
見た事の無い家紋なんです

家紋は多くの場合、画像上部にある本「平安紋鑑」
に収録されている事が多いのですが、
この紋は載っていません。名称も不明だそうで・・・
で、大概は真ん中の柄から名前が付くんですが、
この柄何!?
って言うのが正直な気持ち。
「瓜」でもないし「俵」でもない・・・
まさかソーセージって訳もないしネ

大体どっちが上!?
しょうがないので、この家紋をお持ちのご本人に電話をかけて聞いてみました
奥様曰く「お墓まで見に行って来たんですがヒゲ見たいなのが下です
ってことで、おそらくこの左上の「銀杏」が下なんでしょう。
ご本人も嫁いだときから「変な紋」だと聞いていたようでよくご存知ありませんでした
うーん・・・謎です
紋屋さんにはこのコピーごと持って行って頼む事になりそうです。

新しく型から作らないといけないので高くつきそうだな〜(x x)

蓑虫のバッグ!

  • 2008/08/26(火) 17:37:11

今日は昔からのなじみのお客様が二人来られて
(二人ともこの町で暮らす長老級の方)
昔話に花が咲いていました(^^)
「最近ヘビが出なくなったね〜」
「昔、水車小屋の処で・・・」

今からは想像出来ないこの町の過去を知る
またとないチャンスだったのですが、
僕と着付けの先生の耳について離れない単語がありました
「蓑虫のバッグ」

ミノムシですか!?」  「あの木にぶら下がっている?」
と思わず聞くと、 「風合いがあって丈夫でネェ」
と、お二人ともなんだか懐かしそう

僕も子供の頃に中身を出すのに苦労した経験があるので
ミノムシの蓑の丈夫さは知っていますが・・・まさかバッグ??

お二人が帰られてすぐに検索してみるとありますあります!
オークションやブログにアンティックとして載っているではありませんか!
なんと、草履まで!コレはどう見ても新品のような??
参照:キモノノコトなど ・糸巻きパレットガーデン

昔はこういった自然の素材を大事に利用していたんですねェ
売れるかな?コレ?
って言うかどこで仕入れるんだろう???
ミノムシに詳しい方いらっしゃったら是非ご一報下さい

やっぱ、愛!・・・かな?

  • 2008/08/22(金) 17:38:18

出来れば拡大してご覧下さい
この写真、ごらんのように古い浴衣なんですが
実は、お襦袢を作る寸法取り用にお客様から預かったモノなんです
で、何がどうなん!?ッて感じでしょうけど

中央まっすぐに伸びている縫い目にご注目下さい
かがり縫いしてありますよね?
この場所は背縫いなので本来こんな手間の掛かることはしません。
背中をまっすぐに縫ってハイそれまでよ〜♪が普通なんです

気になったのでご本人に伺ってみましたところ、
やはり、お母様の手縫いだそうです
おそらく洗った後、アイロンなどが掛けやすいように
もしくはたたんだ時にシワになりにくいようにとの
気遣いから丁寧に縫ってあるんです
因みに上手に縫ってあるので表地にも一切影響はありません
(写真下部のひっくり返してある部分参照。)
写真に写ってない部分ですが、前身頃と襟下部分の余り布も
綺麗に上まで縫いとめてありました

ウチの和裁の先生も見てビックリしてました
「こんな手間の掛かること、ようやるわ〜!」って

これぞ、娘が後々苦労しないようにと思いやる
愛のなせる技でしょう
商売ではとてもココまでは・・・やれって言われれば遣りますが(^^)
関西以外の地方ではいかがでしょう?
仕立て方法って違うのかな???

久しぶりにキモノの話

  • 2008/08/17(日) 15:43:49

皆さんご無沙汰しています。
タダでさえ更新が遅いのですが、3日ほど前に指を切りまして・・・
左手とはいえやりにくいモンデスネ〜
10年ぶりくらいに包丁で切っちゃいましたョ

で、今日は久しぶりにキモノの話です
皆さんも「仕立て上がり」ってご存知ですよね
洋風に言うプレタポルテでしょうか?

最近急いでいるからと、仕立て上がりの御襦袢を
お買い上げになる方が続いて来られたのです。
コレが結構よくあるんですよ
「急にお葬式が入って襦袢が見つからなくて!」
とか、「留袖と一緒にしまってあったはずなのに!」
確かに必要ですし、お急ぎの方はしょうがないですよね

で、困るのは寸法なんですよ。
プレタものってL寸とM寸位しかないでしょ?
着物ならいざ知らず、お襦袢は男女を問わずおはしょりをしない
つい丈で着るものですのでちょっとした違いで
丈が長すぎたり、裄が短かったり・・・
中でも一番困るのが袖丈。
現在の標準寸法とされているのが1尺3寸(約49cm)
なので、きものの袖丈が少し長い方だと
動くたびにピョコピョコ袂からはみ出したりして緊張感も倍増です。

しょうがないんですョホントに・・・でも、
出来るなら早めにご準備して一式揃っているか確認してください
楽しくキモノを着る為にもお願いしますm(--)m